残りの7割は、公費(社会保険料や税金)によって後で病院に支払われます。

これは、普通の店(たとえばラーメン屋)とはまったく違う仕組みです。

私がラーメンを食べたら、私はその料金を全額ラーメン屋に払います。

例えば、私は塩ラーメン(800円)と、チャーシュー麺(1200円)のどちらを食べようか迷ったとき、本当はチャーシュー麺のほうが好きだけど、お財布と相談して、塩ラーメンで我慢することが多いです。

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どっちを選ぶ?

塩ラーメン:800円 チャーシュー麺:1200円

ここで、架空の世界を考えてみましょう。

ラーメン屋が病院と同じように、「自己負担3割(残りは公費が負担)」だったら、どうなるでしょうか?

私が店に支払う金額は、塩ラーメンは240円(800円×0.3)、チャーシュー麺は360円(1200円×0.3)になります。

「自己負担3割(残りは公費)」の架空の世界 どっちを選ぶ?

・塩ラーメン:800円   →客が支払うのはその3割の240円 ・チャーシュー麺:1200円 →客が支払うのはその3割の360円

240円か360円です。120円しか差がなく、何より大好きなチャーシュー麺がたった360円で食べれるなら、私はチャーシュー麺を注文します!

さらに、食べる予定のなかった餃子(600円)も自己負担3割なら、たった180円です。そんなに安いならと、餃子も追加で注文するかもしれません☺️

ここで整理しましょう。

・通常の場合 塩ラーメン(800円)を注文し、店に800円支払った。

・架空の世界(自己負担3割)の場合:チャーシュー麺(1200円)と餃子(600円)を注文し、店に540円(360円+180円)を支払った。

「自己負担3割」の制度は、私(客)にとっては最高ですね!好きなものを安く、たくさん食べることができました!

そして、店(ラーメン屋)にとっても最高ですね!通常ならこの客は塩ラーメンを注文するので、売上は800円だけでしたが、「自己負担3割」の場合、売上は1800円(チャーシュー麺1200円+餃子600円)です。