心配は無用? 当たる確率は天文学的

 しかし、マクダウェル氏は過度な心配は不要だと強調する。「地球上のランダムな場所に落下した場合、人に当たる確率は約1万分の1。なぜなら地球の大部分は人が住んでいないからだ。それが特定の個人に当たる確率は、さらに100億分の1よりも小さい。眠れなくなるほど心配する必要はない」。 とはいえ、宇宙ゴミ(スペースデブリ)が地上に落下した事例は過去にも存在する。2024年3月にはISSから投棄されたゴミがフロリダの民家を直撃。その数ヶ月後にはスペースX社の宇宙船の破片がノースカロライナ州に落下した(いずれも負傷者なし)。