落下時の衝撃は「空から落ちてくる車」?

 時速約2万7000キロメートルで大気圏に再突入する際、カプセルは衝撃波と火の玉に包まれる。大気との摩擦で時速数百キロメートルまで減速するものの、金星着陸用のパラシュートは機能しないため、そのまま地面に激突するだろう、とマクダウェル氏は説明する。

「時速160~320キロメートルで空から車が落ちてくるようなものだ。街の一区画を破壊するほどではないが、家や人に直撃すれば深刻な事態になる」。