激震:東日本大震災と「予言」の成就
2011年3月11日、午後2時46分。東北地方太平洋沖地震、そしてそれに伴う巨大津波が東日本を襲いました。未曾有の被害をもたらしたこの東日本大震災は日本社会に大きな衝撃を与えましたが、同時に、数ヶ月前に2ちゃんねるに現れた「2062年から来た男」の言葉を、オカルトや都市伝説の界隈で再評価させるきっかけとなりました。
「yあ 間 N意 埜 b於 レ = 山に登れ」
この解釈が広まると、「彼は大震災と津波を予言していたのではないか?」という声が急速に高まります。さらに、彼が残した他の言葉も、震災やそれに伴う福島第一原子力発電所事故と結びつけて解釈され始めました。
Q:海に放射能をばら撒かれる大事故があり魚が食べられなくなるという話もほんとなのかとも。
A:海洋生物は“ほぼ”食する事が出来ない状況(2062年)だ。
(2010年11月14日)
この発言は原発事故による海洋汚染への懸念とリンクし、彼の言葉の信憑性を高める一因とされました。
もちろん、「山に登れ」という解釈は後付けであり、こじつけに過ぎないという意見も根強く存在します。しかし、震災という大きな出来事を経て、「2062年から来た男」は単なるネット上の与太話から、一部の人々にとっては「本物の未来人」あるいは「恐るべき預言者」として認識されるようになったのです。

(画像=2062年から来た男は東日本大震災を予言していたのでしょうか 画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)