アウトバックには、MD180 TURBOと呼ばれるミラージュドライブが標準装備されています。

「180」は180度、すなわち前進とバックが切り替えできるということ「TURBO」は、ターボフィンという全長が長くてスピードが出るフィンを装着していることを表しています。

今回の釣行では、あまり移動することなくワカサギが釣れてくれましたが、群れを探して広い湖を走り回る状況であったなら、ターボフィンの恩恵を感じられたことでしょう。

足漕ぎカヤックフィッシングでワカサギ123匹【山梨・河口湖】海釣り派もハマる面白さ!バックの切り替え(提供:TSURINEWSライター・福永正博)

4. 魚に警戒されにくい

足漕ぎカヤックのドライブユニットの多くはプロペラ式ですが、ホビーカヤックの特徴であるミラージュドライブは、ペンギンの羽根の動きに着想を得て開発されたもの。

自然界の動きに由来するミラージュドライブは、プロペラが回転する際の人工的な波動や泡の発生がなく、魚に警戒心を与えにくいと考えられていますよ。

5. キックアップフィンは湖でこそ役立つ

アウトバックを含むホビーカヤックの現行モデルには、ミラージュドライブに「キックアップフィン」が標準装備されています。

キックアップフィンとは、障害物に当たるとフィンが自動的に格納されて破損を防止するシステムのこと。湖には岩や沈木、杭、ロープなど様々な障害物があるので、海よりもキックアップフィンが活躍することが多いですね。

河口湖も岸際にゴツゴツした岩が点在していますが、キックアップフィンのおかげで安心して浅場に入っていくことができました。

足漕ぎカヤックフィッシングでワカサギ123匹【山梨・河口湖】海釣り派もハマる面白さ!MD180 Turbo(提供:HOBIE JAPAN)

海派もハマるカヤックワカサギ釣り

今回、河口湖でデビューしてみた筆者、すっかりワカサギ釣りにハマってしまいました!すでに気持ちは夏のワカサギ釣りシーズンに向けてワクワクしています。

というのも、冬の釣りのイメージがあるワカサギ釣りですが、標高が高い湖は夏でも涼しく、7月頃からワカサギが釣れ始めるところもあるからです。