ラインは擦れてボロボロに、本当に紙一重であった。壮絶なファイトをものに出来た喜びで一人船上で拳を握りガッツポーズ、大の大人が我を忘れ感動に浸れる。これこそ釣りの醍醐味である。

その後は時合と予測した昼の下げ止まりは反応なく、午後からのアジの回遊も無く下船時刻を迎えた。

帰りの船で乗り合わせた他の船の方と釣果を話していると、隣に乗っていた方は私がキャッチしてすぐに70cmクラスをキャッチしたとのこと、他にも45cmクラスのジャンボイサキを複数キャッチした方がいたり、先に上がられた方も70cmクラスのマダイをキャッチしていたりと好調な釣れっぷりだ。
釣果グルメも絶品
今回キャッチしたマダイはオスのため、見た目はあまり美味しそうに見えなかったのだが、調理してみるといい意味で予想は外れ絶品であった。
大型マダイは不味いと言われるが、今のところ串本カセでは不味いマダイに当たったことはない。

オスのため、白子が入っており、こちらは湯通ししてポン酢合えと天ぷらで頂いた。なかなか手に入り難い食材を味わえるのも釣り人の特権だ。

刺身や酒蒸し、塩焼きとどれも絶品。アラから出汁を取り塩ラーメンにもアレンジしてみた。

腐っても鯛とは言うが、どう料理しても美味しく頂ける。移住して一人暮らしのため、半身はお裾分けしたが、そちらでも大好評であった。
今後のカセ釣りの展望
今後の展望として、乗っ込みマダイは一段落してくると思うが、大型が出る可能性は十分にある。昨年4月はジャンボイサキと大アジが良く釣れたため、マダイ兼多魚種狙いがおすすめだ。