中盤選手として無尽蔵のスタミナを誇っており、1試合の走行距離はどの試合でもチームトップクラス。その他、視野の広さやビルドアップにも顔を出すなど攻撃を活性化させるタスクも担っている。ACLE準々決勝でこの強敵と戦う横浜FMは、ブロゾビッチに簡単に仕事をさせないよう対策が必要だろう。

DFジョアン・カンセロ(アル・ヒラル)
続いて、アル・ヒラルから現ポルトガル代表のDFジョアン・カンセロを紹介しよう。ポルトガルのベンフィカ下部組織出身で、スペインのバレンシアやバルセロナ、イングランドのマンチェスター・シティ、ドイツのバイエルン・ミュンヘンなどでプレーしてきたカンセロ。これまで所属した5か国でリーグタイトルを獲得した実績を持っている。サイドバックを主戦場としながらも、パス、ドリブル、シュートと傑出した攻撃センスを兼ね備えていることも特徴である。現在は怪我の影響もあり、2月28日に行われたリーグ戦(アル・アハリ戦)を最後に戦線を離脱している。

DFカリドゥ・クリバリ(アル・ヒラル)
こちらもアル・ヒラルに所属するDFカリドゥ・クリバリ。高身長を活かした並々ならぬ空中戦の強さや身体能力の高さ、ディフェンス技術で世界最高峰のDFとも呼び声の高いクリバリ。現役のセネガル代表選手として活躍するほか、かつてはフランスのFCメスやベルギーのKRCヘンク、イタリアのナポリでも不動のセンターバックとして活躍している。
セネガル代表では、2022FIFAワールドカップ(カタール大会)にも出場しており、グループリーグ最終節のエクアドル戦で、リーグ突破を手繰り寄せるゴールを挙げている。ディフェンスではもちろん、攻撃においてもセットプレーなどでクリバリの高さは大変脅威となるだろう。
