しかも性差を考慮することで、男性と女性で推奨されるアプローチが微妙に異なる可能性も見えてきました。

そのため研究チームはこの研究成果を、一般の人にもわかりやすく伝えるために、「バナナやブロッコリーをもっと食べたほうが、減塩を頑張るより効果があるかもしれません」と語っています。

この発言に、海外のネット上では「バナナ業者から資金提供を受けたの?」と冗談交じりにツッコまれていますが、こうした身近なカリウムの多い食品を意識的に摂ることは、特に男性にとって有効となる可能性がありそうです。

この提案にはきちんとした科学的根拠があり、高血圧に悩む人は特に意識して取り言える価値が十分にあると言えるでしょう。

バナナで血圧ケア?今日からできる簡単カリウム習慣

Credit:canva

では、具体的にカリウムをどうやって増やせばよいのでしょうか。

実は、特別なサプリメントを購入したり、高価な健康食品に頼る必要はありません。

私たちの身近な食材の中に、十分なカリウム源は存在しています。

例えば、

  • バナナ(1本で約360mgのカリウム)
  • ほうれん草(おひたし1皿で約400mg)
  • サツマイモ(中1本で約500mg)
  • アボカド(半個で約500mg)
  • 枝豆(小鉢1杯で約450mg)
カリウムが豊富な食品
カリウムが豊富な食品 / Credit:canva

これらを普段の食事に少し意識的に取り入れるだけでカリウム摂取量を自然に増やすことができます。

特にバナナは、朝食に1本添えたり、外出先での小腹満たしに使ったりと、手間をかけずに取り入れられる点が魅力です。

また、枝豆やサツマイモのように間食としても楽しめる食材を選べば、無理なく続けることができるでしょう。

そのため研究チームはこの研究成果を一般の人々にもわかりやすく伝えるため、インタビューで「バナナやブロッコリーをもっと食べたほうが、減塩を頑張るより効果があるかもしれません」と語っています。