そしてこのジェンダーギャップ指数ですが、なんと出生数とも関連してしまっています。
2020年に内閣府が公表したデータを紹介します。ジェンダーギャプ指数と出生率には相関関係があることがわかりました。

https://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/future2/20200409/shiryou2.pdf
図では、ジェンダーギャップ指数が高いほど出生率が高い傾向があることが確かに確認できます。
あくまで相関関係であることを念頭に置いた上で、ジェンダーギャップ指数が出生率と相関してしまっていることは議論の余地があるでしょう。
よくフェミニストが「ジェンダー平等!少子化対策!!」と叫んでいますが、その主張の根拠はこんなところにあるのです。

クソニートくん
だとしたら、ジェンダーギャップを改善すれば 日本は良くなるのか?

Murasaki
いい疑問だ。 ここからは、その疑問に実際に答えていこうと思う。
本当に男女平等になると出生率が上がるのか
これまで、男女平等のスコア(ジェンダーギャップ指数)が低い国は出生率の低さと関連していることを述べました。
ナイーブに考えれば、男女平等社会が実現すれば 少子化の解決につながる…という意見も尤もな気がします。
ですが、実際に日本社会を見渡してみるとどうもそんなことないんじゃないか?と言うような事例がいくらでもあります。

クソニートくん
ジェンダーギャップ指数と日本の出生数って関係ないってこと?

Murasaki
おれはそう思っている。
ここからは、実際にいくつかの観点で「男女平等が実現して、本当に少子化が解決するか?」を考えてみようと思います。
ジェンダーギャップ指数の欺瞞そもそも「ジェンダーギャップ指数」は本当に男女平等を表すことができるのでしょうか?