これまで、日本のジェンダーギャップ指数が低いのは女性側が働かないし、政治にも参加しないからであって、要は自分達が悪いのでは?と論じてきました。
政治経済のスコアが低い理由の多くは自力で解決できると述べ、それを解決する気がないのに 「私たちは、差別されている!!」 は意味不明であると主張しました。

うーーーん。
確かにそんな気もするけどなぁ。

まだ納得できないのか?
確かに、一見女性の努力で改善することが可能な部分は極めて多いと言うのも事実でしょう。
ですが一方で「そもそも女性は不利であるという構造的な性差別があるから、努力してもガラスの天井に阻まれてしまうのでは?」という反論も聞こえてきそうです。
ここからは、実際に構造的な問題がそこにあるのか考えてみましょう。
構造的性差別は存在するか?女性が政治・経済で高スコアを獲得できない理由は、構造的性差別にある と考える人も多いでしょう。
確かに昭和の時代だったら「女に学は要らない」のような女性蔑視ワードが平気で飛び交っていたのも事実でしょう。
ですが、時代は令和になりました。果たして本当に女性蔑視が存在するかは議論の余地があるでしょう。

Murasakiくんはどっち派なの?

私は断然「女性差別はほとんどなくなった どころか、なんなら優遇されまくっている」派だ。
ここからは、いくつかの観点で「女性の構造的性差別はほとんどなくなったばかりか、むしろ優遇されている」と主張していこうと思います。
● Women are Wonderful Effect(女性は素晴らしい効果)
そもそも心理学では「女性はあらゆる点で好意的に解釈されるのでは?」と指摘されています。
いくつか事例をあげましょう。
2011年の研究を紹介します。人間が好意的であると評価される場合は 一体どんなときでしょうか。どうやら、人種文化年代問わず 女性である時点で好意的に解釈されるようです。