安藤:マネジメントの核心は「やり切る力」ですね。私がリーダーシップ論で「逆境での対応」という質問を入れたのは、自分自身が比較的共感力が高いと自覚しているからです。
共感力が強すぎると、部下の気持ちがわかりすぎて、本来厳しく指導すべき場面でそれができなくなってしまう。だからマネジメントには「共感しない力」、つまり徹底力が必要なのです。
リーダーを単なる管理職と捉えるのではなく、私の立場で言えば、「マーケットが何を求めているかを見極める力」が二つ目に重要です。そして三つ目は、目標に何としても到達するという執念です。達成してこそ、かっこいい形になるのです。
(次回に続く)
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