2015年にはハンブルガーSVへ完全移籍。守備陣の主軸として定着し、2016年には外国籍選手として異例の主将にも任命された。低迷したハンブルガーは最終的に2018年にクラブ史上初の2部降格を喫したものの、その中でリーダーシップを発揮し続けた姿勢は一部の現地メディアから評価されたが、同時にチーム成績に伴い一部サポーターの間では批判もあった。
ブンデスリーガ1部での通算成績は、170試合出場2ゴール11アシスト。当時の日本人DFとしては他に類を見ない出場試合数といえるだろう。

4位:原口元気
出場試合数:173
在籍チーム:ヘルタ・ベルリン(2014-2018)、ハノーファー96(2018-2021/※1部在籍は2018-19シーズンまで)、ウニオン・ベルリン(2021-2023)
元日本代表のMF原口元気(現・浦和レッズ)は、2014年に浦和からヘルタ・ベルリンへ完全移籍し、ドイツでのキャリアをスタートさせた。ヘルタでは主に左サイドハーフとしてプレーし、2016/17シーズンにはリーグ戦30試合に出場するなど主力として活躍した。
2018年1月には出場機会を求めてドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへ期限付き移籍し、チームの1部昇格に貢献。同年6月にはハノーファー96へ完全移籍し背番号10を背負った。2018/19シーズンのハノーファーでは28試合に出場したがチームは2部降格。その後も同チームでプレーを続け、2020/21シーズンには2部リーグで9ゴール7アシストを記録するなど攻撃の中心として活躍した。
その活躍が評価され、2021年5月にウニオン・ベルリンへ完全移籍。2021/22シーズンにはリーグ戦30試合に出場し、クラブ史上初のUEFAヨーロッパリーグ(UEL)出場権獲得に貢献した。2023年1月にはシュツットガルトへ移籍したが出場機会は限られ、2024年9月に10年ぶりに浦和へ復帰している。