ポーランドでは、2023年10月総選挙が行われ、下院で第1党となったPiSが過半数に達しなかった一方で、政権交代を目指す3つの野党勢力が合わせて過半数を確保し、12月、8年ぶりの政権交代となった。市民連合(KO)を率いるドナルド・トゥスク氏が首相に就任した。
総選挙後、ペガサス疑惑を解明するための特別調査委員会が設置された。
現司法大臣によると、2017年から2022年の間にPiSによって約600人が監視対象となったという。
今年2月、ポーランド政府が直轄する中央汚職対策局の局長が関連で辞任している。特別調査委員会で証言をした際に「機密を公表できない」と述べ、問題視されていた。
現在も全容は解明されていない。
■
編集部より:この記事は、在英ジャーナリスト小林恭子氏のブログ「英国メディア・ウオッチ」2025年4月5日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「英国メディア・ウオッチ」をご覧ください。