これは、企業や社会での不正行為を防ぐための取り組みがどれほど重要かを理解する手がかりにもなります。
大した利益にもならないことで立場ある人が嘘や不正をしているとしたら、それはその人の若い頃からの性格によるものかもしれません。
そのため、不正をする傾向が強い人々には、早期の介入や教育が必要であることが分かります。
特に、企業や学校などでの不正行為を減らすためには、単に罰を与えるのではなく、誠実性を高める教育や、倫理観を養うための社会的な取り組みが効果的であると考えられます。
不正を働くような人は、どんな立場や状況になってもそれを繰り返す可能性があります。そのことを心に留めておきましょう。
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参考文献
Once a Liar, always a Liar?
https://www.mpg.de/24406277/0328-stra-once-a-liar-always-a-liar-151860-x
元論文
Cheat, cheat, repeat: On the consistency of dishonest behavior in structurally comparable situations.
https://psycnet.apa.org/doi/10.1037/pspp0000540
ライター
相川 葵: 工学出身のライター。歴史やSF作品と絡めた科学の話が好き。イメージしやすい科学の解説をしていくことを目指す。
編集者
ナゾロジー 編集部