①はどうか。もし、オープンレターの署名に際してGmailが必須だったなら、私の事実誤認となるから、むろん古谷氏に謝罪しなければなるまい。
反証はいくらでもある。まず、これも私の記事で示しておいたリンクだが、オープンレターが炎上した際、その呼びかけ人は「きちんとGmailで本人確認をしている」などとは主張しなかった。むしろ ”あえて” メールアドレスは集めなかったと言い張って、炎上をより加速させたのだ。
次に、仮に署名にはGmailが必須だったとしよう。その場合は当然、「古谷経衡」を名乗って署名した者も、なんらかのGmailアドレスを署名に際して記入したことになろう。さて本物の古谷氏は後に、その事実を知る。最初にすべきことはなにか?
オープンレターの管理者に対し、「私を名乗って署名した者が用いた、Gmailアドレスを開示せよ」と求めることであろう。然る後に「これは私のアドレスではない」とファクトで否定し、自身の名を詐称した者の所在を追及する。これ以上に明瞭な「署名偽造」の証拠はない。
「そうはしたいが、方法がなかった」という言い訳は通用しない。なぜなら古谷氏自身が、記事の末尾でこう書いているからである。
*本稿執筆までに、所謂「オープンレター」の発起人複数の方から、小生あてに、極めて丁寧な謝罪のメールやお電話を頂戴いたしました。 (中 略) 小生としては、下手人の”栄誉ある自首”を以て、概ね寛大なる慈悲の心に従い許そうと思いまするが、実際のところ、小生の氏名を僭称した下手人は、いまだに闇の中に潜伏しており、まったく判明しておりません。