
Iurii Kuzo/iStock
こんにちは。自由主義研究所の藤丸です。
最近、SNSやYouTubeなどで「財務省解体デモ」が話題です。
下記の記事によると、デモ参加者1000人超とあります。実際の数はわかりませんが、かなり多くの人が参加しているようですね。
ところで、デモ参加者の中には、いわゆる「MMT支持者」が多いと聞きます。
MMTとは、「現代貨幣理論(Modern Monetary Theory)」のことで、「自国通貨を発行できる国は、債務返済に充てる貨幣を自由に創出できる」「財政赤字で国は破綻しない」「インフレにならない限り国債はいくら発行しても問題はない」「財源確保のための徴税は必要ではない」とし、ケインズ経済学の流れを汲むマクロ経済学理論のひとつです。
SNSでよく「税は財源ではない」と主張している人たちです。
自由主義研究所の過去の記事で「4つの経済思想」について簡単に紹介しましたが、MMTはこの図でいうと、おおよそ「マルクスとケインズの中間」の考え方といえます。