その結果、ソーシャルメディアだけを使っていた人は、最も不眠リスクが低く、睡眠時間も長い傾向が見られました。
また、ソーシャルメディアとその他の活動を同時に行っていた人の不眠リスクと睡眠時間は中間でした。
そして、ソーシャルメディアを使わずにその他の活動だけを行っていた人は、最も不眠傾向が強く、他と比べて不眠リスクが35%上昇しており、睡眠時間も17分短くなるという結果が出たのです。
では、なぜこうした差が生まれたのでしょうか。
研究チームは、SNSは目的が明確で短時間で切り上げやすい傾向があると述べています。
反対に、動画視聴やゲームなどは辞め時が見つけづらく使用時間が延びやすいと考えられています。
また、SNSなどのソーシャルメディアを使用する人は、社会的な繋がりが強く、「人とつながっているという感覚」が、精神的な安定をもたらし、不眠症状を緩和している可能性もあると指摘されています。
では、このような傾向で不眠に陥っている人には、どんな対処が必要でしょうか。
不眠を解消し「活力のある人」になるためには?

今回の研究では、寝る前のスクリーン使用に関して、利用するコンテンツの内容によって影響が異なることが分かりました。
とはいえ、結局のところ、内容の違いよりも、「スクリーン使用の総時間」が一番不眠と関係しています。
そのため、もし「睡眠の質」や「睡眠不足」に悩んでいるなら、まず寝る前のスクリーンの時間を減らすべきです。
また研究チームは、「理想的には、就寝の少なくとも30~60分前にスマホを触らないようにしてください」と勧めています。
そして「夜間の眠りを妨げないために、通知をオフにしてください」と続けています。
その上で、どうしてもスマホを触りたいのであれば、動画やゲームよりも、SNSなど短時間で完結するコンテンツを選ぶことも重要かもしれません。