東京チカラめし、いきなり!ステーキ、chocoZAPには「低価格」「新しいコンセプト」「急速な店舗拡大」という共通点がある。また今後共通する可能性のあるリスクは、「店舗管理の失敗」「近隣店舗間競合」「競合とのシェア争い激化」「価格・サービス戦略の失敗」などが挙げられる。

chocoZAPはリスクを回避できるのか、以下に見ていく。

店舗運営

RIZAPグループの逆襲④で触れたとおり、2025年3月期は店舗品質と会員の満足度向上に舵を切り、ちょこっとサポートの本格展開、清掃回数の増加、マシン故障率の改善などに力を入れている。また“マシン故障・清掃状況が誰でも分かるchocoZAP丸見え「お店の状況分かるナビ」”を公開している。もちろんまだ向上の余地は多々あるが、店舗品質の維持・向上を強く意識していることがわかる。

お店の状況分かるナビ より抜粋

近隣店舗間での競合

chocoZAPも近隣店舗間での競合は避けられない。しかし、そもそも利用者にとって、多くの店舗があることは、利便性・満足度の向上につながる。一方、chocoZAPにとっても、現在の1店舗あたりの会員数は750人と、運営上の収支にはまったく問題のない水準だ。

業界2番手のエニタイムフィットネスは80~150坪程度で1店舗あたりの会員数が800名強。また、chocoZAPは40坪程度、最近は洗濯・乾燥機のみ、カラオケのみなど、サービスを限定した10~20坪の店舗展開も行っているなかでの750名だ。

むしろ、FY22Q3のような1店舗あたり1,200名を超える会員数の場合、「混雑感」から満足度の低下につながる可能性がある。そのため、近隣店舗への会員の分散が進み、1店舗あたりの会員数が適正になるのはプラスだ。

競争の激化

RIZAPグループの逆襲②でも触れたように、chocoZAPと同様のビジネス展開は簡単ではないと考える。事実、chocoZAPがサービスを開始してから約2年半が経過したが、競合はまだ現れていない。