そのため、研究者はほとんどの人たちが「ポジティブな内容なら影で話題にしても当人は喜ぶだろう」と勘違いしている可能性があると指摘しています。

こうしたギャップは、悪意はないのに相手との関係性を悪化させてしまう恐れがあります。

このことから研究者は「まずは相手の立場を想像してみること。話題にする前に、話題にされる人の気持ちを考えて」と呼びかけています。

今後は、人のことを話題にするときは相手の特性について考えた方が良いかもしれません。

褒めても苦痛な人がいる一方、嫌がらせのつもりでも相手を喜ばせる場合もあります。

なかなか人の心は一筋縄ではいかないもののようです。

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参考文献

Most people dislike being gossiped about—except narcissistic men, who welcome even negative gossip
https://www.psypost.org/most-people-dislike-being-gossiped-about-except-narcissistic-men-who-welcome-even-negative-gossip/

元論文

Openness to being gossiped about: understanding gossip from the target’s perspective
https://doi.org/10.1080/15298868.2025.2467737

ライター

相川 葵: 工学出身のライター。歴史やSF作品と絡めた科学の話が好き。イメージしやすい科学の解説をしていくことを目指す。

編集者

ナゾロジー 編集部