大山:そうですね。自分は病気もあって試合に絡めないシーズンも多かった中で、そういった意味ではワンシーズンを通して試合に絡めたということはサッカー選手としてすごく充実したシーズンになったと思います。


2024シーズンの大山武蔵 写真:©KATALLER TOYAMA

スピードとインターセプトで貢献

ー2022シーズンにカターレ富山へ移籍しました。右サイドバックとして出場した試合では、インターセプトで攻撃の芽を再三潰しているシーンが印象的でした。守備で意識していることはありますか?

大山:自分はサイドの選手なので、対峙する左サイドの選手には仕事をさせたくないという想いが強いです。インターセプトもそうですけど、相手にボールが入る前から相手に触らせない守備はしたいなとずっと思っていました。自分はスピードも武器なので、インターセプトで貢献できた試合が多かったのかなと思います。

ー2024シーズンの富山はプレーオフで見事J2昇格を果たしましたが、大山選手はリーグ終盤での怪我で離脱中でした。チームの活躍をどのように見ていましたか?

大山:そうですね。勝てない時期もありましたけど、どんどん自信を深めていけたシーズンだったと思います。チーム的にもリーグ終盤にかけてチームワークが深まったり、自分たちの戦い方が固まってきていました。後は何よりホームで負けていなかったシーズンだったので、(どの相手と対戦しても)勝てるイメージは湧いていましたね。

ーJ3福島ユナイテッド戦(1-4)までホーム16戦負けなしと無類の強さを見せていましたね。

大山:はい。自信をもって戦えていました。


大山武蔵 写真:©KATALLER TOYAMA

富山で自身初のJ2挑戦

ー今シーズンは札幌大谷高校時代のチームメートMF木村太哉選手がJ1のファジアーノ岡山、後輩にあたるMF笹修太選手がJ2のFC今治で活躍していますね。