プレミアリーグ(イングランド1部)のトッテナム・ホットスパーの守護神であるイタリア代表GKグリエルモ・ビカーリオは、昨2023/24シーズンにセリエAのエンポリ(2021-2023)から加入したばかりにもかかわらず、チームが5位フィニッシュする中でリーグ戦全試合に出場するなど脚光を浴びた。
若い頃はイタリア国内で複数のクラブへのレンタル移籍を経験しながら出場機会を待ち続けていたが、イングランドの地に渡ってからはその実力を発揮し、優れた反射神経を持つシュートストッパーとして高い評価を得ている。
今2024/25シーズンは足首を負傷し第12節終了後に手術を行ったが、そこから2ヶ月弱という短期間で驚異的な回復を見せ第25節に復帰し、マンチェスター・ユナイテッド相手にクリーンシートを達成。1-0の勝利に貢献した。復帰後はチームの守備陣に安定感を与えており、その実力を証明している。

2位タイ:ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン)
市場価値:約56億5,502万円
16歳で名門ミランのトップチームデビューを果たしたイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは、若くして高い注目を浴び、その後のキャリアが約束された存在として見られてきた。現在26歳となり、リーグ・アン(フランス1部)の名門パリ・サンジェルマン(PSG)でのプレーも4シーズン目に突入したが、昨シーズンから今シーズン序盤のパフォーマンスにおいては好不調の波が目立つようになっていた。
不安定さが続いたことで、代表戦でもビカーリオに正守護神の座を奪われる時期もあったが、イタリア代表のキャプテンとして現在はチームを牽引している。
PSGとの契約は2026年6月末までとなっており、クラブの欧州での立ち位置を考えれば、さらなるビッグクラブへの移籍が彼のキャリアにとってプラスになるのは間違いないだろう。残留か移籍か。2025年夏の移籍市場を賑わせるのは間違いない。
