識学ではこの検証、フィードバック、変化を求めるアクションを「結果の完了」と呼びます。れまで述べた「結果」「成果」「結果視点」「成果視点」「必要な恐怖」「不必要な恐怖」「意図的変化」を正しく意識するとは、つまりは「正しく結果の完了を行う」ということにです。
これを識学では週次で行うことを推奨しています。結果の完了の要素は次の4つです。
① 求める結果を明確に設定 ② 結果を事実で明確化(不足がある場合は不足の明確化) ③ 不足を埋めるための行動変化 ④ 次のゴール設定(期限と結果の状態の約束)
このアクションは先に述べた「結果(事実)」に対する検証を行うもので、ポイントは③の「行動変化」を求める部分です。
確証バイアスが強いということは過去の思考や行動パターンから変化することができていないということなので、上司は結果のフィードバック時にこの変化を求めなければいけません。この定期的なレビューとフィードバックによって行動変化を促がし確証バイアスを弱めていきます。
3.上記を補完するための識学理論
確証バイアスは、自分の信念や選択に感情的な要素を加えている場合に特に強くなる傾向がありますので、感情を排除するための識学理論を補足します。
1. 識学理論:結果と成果感情に左右されない客観的判断のためにまず「結果と成果」を正しく整理します。「結果」は物事を行なった際の「期限時の事実」、例えば〇月の売上額や〇月の来客数など客観的、確定的なもので、捉え方によって解釈が変化しないもの。「成果」はその事実の結果を「どう見るか」の見方や「評価や比較」の視点が加わったものと分類しています。つまり、意思決定を行う際には、常に結果(客観的なデータや証拠となる事実)に基づくアプローチを採用し感情や先入観の入る余地を排除することが重要です。
2. 結果視点と成果視点結果と成果を正しく扱うためには意識や思考も重要です。前述の通り結果は「事実」、成果は「出た結果(事実)によってその後に他者から評価を受けるもの」ですが、結果が出る前に勝手な自己評価をし、悲観的な想像から失うものを守るための誤った回避思考が起きると確証バイアスにも繋がります。「成果視点」は、今自分がすべきことに集中できておらず、まだ出ていない結果のさらにその先に受ける評価や他人からの見られ方に意識が向いて今すべき行動に集中を欠いた意識状態です。上司は集中して行動できている「結果視点」を明確に指導管理してください。