意図的変化:人は過去の経験によって凝り固まってしまうと、そこから新しい考えや行動を受け入れることができなくなるのが確証バイアスです。これは経験値の蓄積と言える一方で、新しい経験をしていない、成長できていない、思考停止している状態とも言えます。
識学では、これは誰にでも起こることと考えて、常に上司が部下に対して「意図的に経験させる」という仕組みを作ります。
また「確証バイアス」がある場合はいくら部下に正しい情報収集を求めても意に沿うものばかりを集めることになるので、場合によってはそれらの情報の収集を一旦止めてでも行動を促します。時には部下の情報に反する行動を上司が強制します。これは過去の習慣と本人の自動的な思考で習慣的な考え方やパターンが形成されているので、敢えて外側の新しい情報とパターンにない新しい行動を求めます。目的は本人の成長のためです。
自分に都合の悪いことでも、受け入れられるかどうか。 ここでの差が仕事の成果になって表れてきます。 もちろん、「受け入れられる人」は成長します。 「受け入れられない人」の成長は止まります。
「パーフェクトな意思決定「決める瞬間」の思考法」P111より
この経験を上司が意図的にさせることで、部下に新しい経験を増やし、思考変化を起こし、確証バイアスを弱めます。
2)フィードバックの受け入れ時
確証バイアスが強いと、自分のアイデアや方向性に対して肯定的なフィードバックだけを重視し、否定的なフィードバックや反証意見を無視する傾向があります。これを防ぐ方法を識学理論「結果の完了」で解説します。
結果の完了:確証バイアスを減らしていく方法は、行動結果の検証とフィードバックを定期的に受けることです。過去の判断が、都合の良い側面からだけでなく、本当に目と目られている結果に繋がっているかを明らかにしていくことが重要です。もし事実として結果が良く無いようであれば確証バイアスを捨てさせ変化を求めなければいけません。