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こんにちは!自由主義研究所の藤丸です。
最近、「長期金利の上昇」がニュースでも話題になっています。日銀の追加利上げについても、その動向が注目されています。
ところで、短期金利、長期金利、政策金利など、いろいろありますが、そもそも「金利」とは何でしょうか?
今回は、「金利が経済成長に与える影響~オーストリア学派の視点」という2024年6月29日に「ミーゼス研究所」のHPに掲載された記事を、一部意訳して紹介しながら、「金利」について考えてみたいと思います。
現代社会で通常に考えられている「金利」とは、一見違った捉え方なので戸惑う人もいるかもしれませんが、そもそも「金利とは?」と物事の根本を考えることは重要だと思います。
短い文章なので、読んでいただけると嬉しいです。
(※)は筆者の追記、太字も筆者です。
The Impact of Interest Rates on Economic Growth:An Austrian Perspective
金利が経済成長に与える影響~オーストリア学派の視点
長年にわたり、金利と経済成長の関係は、経済理論や政策議論の主要な焦点となってきた。
オーストリア学派の理論によれば、金利は、借り手と貯蓄者の「時間選好」のバランスをとる市場経済における重要な「シグナル」であり、中央銀行が経済の安定を維持するために管理するツールではない。