腕の長さが“闘争の武器”になり得たかどうかを突き詰めることで、人類のオス同士の競争がどのように形態や行動を作り変えてきたのか、その答えがもう一歩鮮明になるかもしれません。
こうした研究が積み重なれば、「ヒトの身体のどこに、どれほど“闘争の痕跡”が刻まれているのか」という新たな視点がますます広がっていくことになりそうです。
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元論文
Intrasexual Selection for Upper Limb Length in Homo sapiens
https://doi.org/10.1002/ajhb.70010
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部