■放棄された精神障害者保護施設=英
英スコットランドにあるレノックス城は、ジョン・キンケイド・レノックスによって1812年に建てられた。

(画像=画像は、「The Sun」より
,『TOCANA』より 引用)
1930年代には精神障害者の保護施設として改築された。120人を収容できる施設だったが過密状態となり、患者に対する不衛生な環境と残酷な治療が報告され始め、「惨めで非人道的」な場所と噂されるほどだった。1956年、患者間の争いが本格的な暴動へとエスカレートし、職員と患者が逃亡した。8人の男性が立てこもって建物に火を放ち、消火活動のために駆け付けた消防士を銃撃した。
1980年代までに、当時の保護施設の医療責任者だったアラステア・シムは、自分は何も悪いことをしていないと述べ、患者にうんざりしていたとさえ言い放った。一方、元患者は、職員を「先生」と呼ばなかったため、罰として野球バットで殴られ、裸足で城を走り回らされたと語った。逃げようとした患者は薬を飲まされ、最大6週間隔離され、面会も禁じられたという。
レノックス城は2002年に正式に閉鎖され、現在はアパートに改造することが計画されている。