こんにちは。
今日は日本経済が高度成長を回復するにはどうすればいいかについて、3つの柱となる課題のうち、いちばんむずかしいけれども達成できれば絶対に先進諸国でもっとも成長率の高い経済として復活するという長期的な課題について解説します。
短期的課題、中期的課題については次回の投稿で詳述しますので、約2週間は謎のままとして伏せておきますが、どちらも大きな意義のある課題ですのでどんな話になるかご期待ください。

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妹を「いもうと」と読んで、現代日本語として標準的な意味である兄弟姉妹のうち女性で自分より年下の人と解釈すると、いったいなんのこっちゃというタイトルに見えると思います。
古語で妹(いも)と読むと、もちろん現代日本語のいもうとの意味もありましたが、もっとずっと広く「親愛なる女性一般」という意味で使っていました。
男が、道で出会った見ず知らずの女性に「吾妹子(わぎもこ)」と呼びかければ、「すてきな方ですね。ぜひお近づきになりたいなあ」という、今風にいえばナンパ宣言だったのです。
今回の投稿は、高度経済成長がほぼ安定軌道に乗った1950年代後半頃から、典型的な男社会だった日本の企業や行政がいかに執拗に女性の社会進出、自分の労働力を最大限に活用しようとする努力を妨げてきたかという暗い話に見えます。
ですが見方を変えればこの妨害がまんまと功を奏してしまった結果、日本はとても質の高い労働力資源を未稼働・低稼動のまま放置してきたわけですから、先進諸国の中でいちばん活用できていない人的資源の豊富な国だということにもなります。
このなるべく明るい未来志向の文脈で今回のテーマについてお考えいただき、どうすればこの大きな未稼働・低稼動資源を十分に活用できるのかを読者の皆さまも模索していただければ、提唱者としてこれに勝る喜びはありません。
女性はいつ頃から働きはじめたのか?ネット社会になって非常に普及したもののひとつに、何かについての質問投稿にさまざまな答えが寄せられるQ&Aサイトがあります。