■ヤマト運輸の「企業努力」に感謝
今回の取材に際し、ヤマト運輸担当者は「当社の公式サイトやSNSを通し、迷惑メールやなりすましサイトへの注意喚起を実施しています。当社がお届け予定通知やご不在通知を通して金銭を要求する、クレジットカード情報を入力させる、配達に関する不備がある際にメールやSMSでご連絡する、といったことはありません」と、断言。
続けて「もし、クレジットカード情報を入力してしまった場合は、速やかにカード会社へ連絡するなどご対応をお願いします」「怪しいメールやSMSは開封せずにすぐに削除し、万が一開封した場合でもリンクにはアクセスしないようご注意ください」と、呼びかけている。
つまり「メールアドレス(ドメイン)」や「メールの内容」といった情報だけでなく、「メールのタイトル」の時点で危険察知するのが望ましいのだ。
また、ヤマト運輸ではこうした悪質な行為に対し、積極的な対策を講じている。
担当者からは「なお、当社でフィッシングサイトを発見・認知した場合は、速やかにサイト閉鎖の手続きをとっており、万が一お客さまがアクセスしてしまっても被害が及ばないよう対応しています」と、頼もしいコメントが得られたのだ。
加えて「当社の個人向け会員サービス『クロネコメンバーズ』にご登録頂いている方は、ヤマト運輸の公式アプリや公式LINEアカウントでもお届け予定通知、ご不在通知などの確認ができますので、ぜひご活用ください」とも呼びかけていた。
こうした詐欺に対して「注意しすぎる」ということはないため、これらのサービスも活用してほしい。