大半の釣り人は新波止で好調な平鯵狙いで、私が選んだ旧波止に渡ったのは5人だけ。おかみさんが海神様への祈りを捧げる中で、始発便は冬季定刻の5:00に順調に出船した。
しかし、順調だったのは出船まで。7番の船着き場で降りて旧波止に渡った途端、波止上に雪がちらつき始めた。

天気予報で寒波の到来は報じられていたものの、ここは和歌山県の海上で、降雪は想定外。波止上と釣り具に大粒の雪が降り注ぐ悪夢のスタートとなった。
岩カニに保温対策を講じる
落とし込み釣りは岩カニの活きの良さが生命線で、私は岩カニを海水バケツに入れて活かしておき、使う分だけエサ箱に小分けするスタイルをとっている。
しかし雪がちらつき外気温も著しく低下している当日の状況で、海水バケツを無策で野ざらしにしておくと、岩カニは海水温の低下で死んでしまう。
気休めにしかならないとしても、岩カニを寒波から守れ!とばかりに、海水バケツの底に使い捨てカイロを敷き、表面をタオルで覆って保温対策を講じた。結果的にこれらの策は功を奏して、納竿まで岩カニの活きは保てた。

釣り場と落とし込み釣りのタックル
水軒一文字は略図のとおり、新波止と旧波止があり、今回の私の釣り場は内側(陸向き)が一段低くなっていて、海面とは垂直立下の形状になっている旧波止。その壁面ギリギリにエサを落としていく。
旧波止の内側新波止と違って海面との高低差がさほどなく釣りやすいので、タックルはオーソドックスな組み合わせで3.9m竿の落とし込み釣りの専用竿を使用し、ストライプカラーの落とし込み・ヘチ専用の3号ラインを巻いた落とし込み専用リールをセットする。
ラインの先には市販の目印仕掛けを接続し、ハリスは硬めの1.7号を直結する。チヌ針は大物に備えて口元にしっかり掛かるよう針は軸がやや太めの3号を選択し、チモトにはガン玉2Bをかませる。
