昨年の王者・名古屋グランパスが属するグループ。名古屋はリーグ戦でこそ苦戦しているものの、この冬の補強によって攻守ともに分厚い選手層を誇りカップ戦を戦うにも十分な戦力が整っている。対抗馬となるのはアビスパ福岡、ジェフユナイテッド千葉、ベガルタ仙台の3クラブ。特に千葉はリーグ戦で快調な滑り出しとなっており、チームとしての勢いを継続するためにもカップ戦への意気も上がってくるはずだ。

また、昨年J3から唯一プレーオフラウンドへ進出したカターレ富山も気になる存在。今季はJ2へ昇格し開幕から5試合で3勝と好スタートを切っていることから、昨季に続けてカップ戦での躍進も期待できる。名古屋優位との見方ができるものの、リーグ戦での不調を引きずるようならば一気に見通しが立たないグループとなる。大番狂わせが起こるとすれば、昨年の覇者がいるこのグループなのかもしれない。