「(相手選手の)マークという部分では、今は凄くチームとしてフィットしていると思います。今日の試合でも、みんなが集中して戦えていました。プレスのところは、長谷部監督から日頃より口酸っぱく要求されていますし、自分としてもプレスをかけるのは凄く好きなので、それを今日のゲームでうまく表現できたと思います。ただ、現状に満足せず、より良い形を出せるようにもっと努力していきたいです」


川崎フロンターレvs上海申花、先発メンバー

サイドへの追い込み守備が機能

練度の高いプレッシングで、試合を掌握。この“長谷部イズム”が上海申花との第2戦でも遺憾無く体現されていた。

この試合における両クラブの基本布陣は、川崎Fが[4-2-3-1]で上海申花が[4-3-2-1]。ホームチームは相手ボール時に最前線のエリソンとMF脇坂泰斗(トップ下)が横並びになり、[4-4-2]へ隊形変化。キックオフ直後から、エリソンと脇坂を起点とするハイプレスを仕掛けた。

上海申花がゴールキックからパスを回し、同クラブDFアイディ・フランシスが自陣ペナルティエリアでボールを受けた前半1分には、エリソンがここへ寄せている。これにより上海申花のパス回しをサイドへ追いやると、タッチライン際に立っていたアウェイチームのDFチャン・シンイチに川崎FのFW伊藤達哉(右サイドハーフ)、上海のMFウー・シーにホームチームのMF河原創がそれぞれアプローチ。最終的に河原がボールを回収し、ここから川崎Fのサイド攻撃が始まった。

川崎Fのプレッシング(前半1分)

エリソンと脇坂が相手最終ラインからのパス回しを片方のサイドへ追いやるやいなや、ボールサイドに味方が集まり、相手選手をひとり残らず捕捉する。この緻密なハイプレスを長谷部監督のもとで身につけた川崎Fが、試合の主導権を握っている。上海申花の両サイドバック、MFウィルソン・マナファとチャン・シンイチがタッチライン際で最終ラインからのパス回しに関わることが多かったため、川崎Fとしては相手のパスワークを片方のサイドへ追い込みやすかった。

エリソン 写真:Getty Images

エリソンが守備面で気を吐く