医療費削減の具体的な成果が必要な時には、薬剤師会やジェネリック医薬品メーカーといった政治力の弱い箇所を責めるのが容易い。

こうした政治や行政の考えによって、長らく弥縫策が積み重ねられ、この国の医療の歪みが大きくなってきたと感じます。昨今の医療用医薬品の供給不安、薬局業界の荒廃も、この文脈の中にあります。早急に、正当な医療政策への転換を求めます。

高橋 秀和 薬剤師。