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ユネスコ世界文化遺産「弥勒寺址」
ユネスコ世界文化遺産「王宮里遺跡」

ユネスコ世界文化遺産「弥勒寺址」

【韓国】地方旅行に便利なシティツアーバスで、全北・益山(イクサン)をひとめぐり!
(画像=『たびこふれ』より引用)

次に降りたのは、弥勒寺址。弥勒寺は、7世紀に百済武王によって建てられました。現在は寺院としての建物は残っていませんが、国の文化財研究所の調査により、東西二つの石塔の間に木塔があったことがわかっています。百済の伽藍配置は一塔一金堂式なので、寺を3つ並べたような三塔三金堂式ということは、百済だけではなく、韓国で最大規模の寺院だといえます。

【韓国】地方旅行に便利なシティツアーバスで、全北・益山(イクサン)をひとめぐり!
(画像=『たびこふれ』より引用)

国宝第11号の石塔は、現存する国内最古・最大の石塔。西塔は2001年から修復が行われ、2019年に完了しました。新たに美しい姿を見せた石塔は、昔の石材を80%再利用し、新しい石材は益山で採石された花崗岩を使っているそうです。

【韓国】地方旅行に便利なシティツアーバスで、全北・益山(イクサン)をひとめぐり!
(画像=『たびこふれ』より引用)

2つの塔が美しく池に映っています。葉のない木やかれた芝生が少し寂しく見える冬の風景ですが、春から夏は池の周りを木々が覆うので、この風景を見ることができません。四季折々に美しい弥勒寺址ですが、まるで絵のように2つの塔が水面にくっきりと映るのは、冬ならではの凛とした風景なのです。

【韓国】地方旅行に便利なシティツアーバスで、全北・益山(イクサン)をひとめぐり!
(画像=『たびこふれ』より引用)

東塔の中から見る西塔は、額縁の中の絵のようです。フォトポイントなので、お忘れなく。

益山 弥勒寺址

  • 住所:97 Giyang-ri, Geumma-myeon, Iksan-si, Jeollabuk-do, 韓国
  • TEL:+82 63 830 0900
  • 関連サイト:益山 弥勒寺址(文化財庁)

ユネスコ世界文化遺産「王宮里遺跡」

【韓国】地方旅行に便利なシティツアーバスで、全北・益山(イクサン)をひとめぐり!
(画像=『たびこふれ』より引用)

次は2つ目の世界遺産、王宮里遺跡。百済の王宮があったところで、国宝第89号の王宮里五重石塔が遺跡の中心部に位置しています。百済の王宮関連建物跡や、金堂跡などの寺院関連の建物跡などが残る広大な遺跡で、百済の王宮として当時の構造がわかるのはここだけなのです。

【韓国】地方旅行に便利なシティツアーバスで、全北・益山(イクサン)をひとめぐり!
(画像=『たびこふれ』より引用)

1965年、傾いていた五重石塔の解体・補修の過程で、ガラス製の舎利瓶や金製の舎利瓶台・舎利内箱など、舎利荘厳の遺物が塔の1階部分から発見されました。これらの遺物は、弥勒寺址にある国立益山博物館に展示されています。

王宮里遺跡

  • 住所:80-1 Wanggung-ri, Wanggung-myeon, Iksan-si, Jeollabuk-do, 韓国
  • 関連サイト:王宮里遺跡(文化財庁)