では自分でやっていける自治体とそうでない自治体はどのように違うのか。実際に数値で見てみます。

夕張市のテーマパーク 石炭歴史村 Wikipediaより
わたしの住む東京都調布市の場合
東京でも首都圏はどこも非常に良い財政状況です。調布市はインバウンドなどほとんど来ていないのですが
自主財源が55%もあって比較的余裕があるのがわかります。
逆にみなさんの中で破綻したという認識があるのが夕張市です。
自主財源が2割もなく、国や北海道からの補助金に依存しています。支出を切りまくってもこれなのでいずれ近いうちに消滅するでしょう。人口はピークの1/18まで減少。もはや市を名乗る規模ではありません。
しかし日本の田舎の自治体は夕張市とほとんど変わらない状況のところがたくさんあります。ところが住民の多くはそれを認識していない。税金が高すぎると不平は言うが、自分たちの自治体自体が補助金でなんとか回ってる生活保護受給状態だと言うことも知らない。こういうところはどんどん人が流出します。
インバウンドで成功した自治体
ざっくり見て行くと、しっかりインバウンドで成功している自治体ほど財政が健全です。
まずはニセコのメインゲレンデである、ニセコ東急グランヒラフのある倶知安町。
自主財源が52.7%もあって東京調布市と変わらない。歳出も太く、福祉や土木、教育費にたっぷりとお金が使われているのが分かります。
ついで前にも書いた四国の香川県