80年目とは、もちろん敗戦から数えてということだけど、「なんでサリンジャーのパロディなの?」と思った人は、読んでくれたらわかる。たしかに『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は好きで、前にも歴史家の目で論じたことがあるけど、今回はより一層、ひりひりくるような理由がある。
歴史と批評の力で、分断を乗り越えたいと思う人は、読んでほしい。
そして「ホンモノが紹介する本物」が遺した古典の数々を、周りにぜひ読むように薦めてほしい。それがニセモノをこれ以上増やさない、正しい意味でのワクチンになる。
戦後80年を、分断と忘却ではなく、希望と歴史の年にしよう。『江藤淳と加藤典洋』を、その踏み台として楽しみにしてくれるなら、とても嬉しい。
参考記事:

戦後80年を「キャンセルをやめる年」に|Yonaha Jun
あけましておめでとうございます。去年の師走に「2020年代の前半」が終わるという観点で、私たちの生きてきた時代を振り返るインタビューを出していただいたのですが、いよいよ2020年代も後半戦です。
世界は無根拠、だけど怖くない 與那覇潤氏インタビュー - 教育図書 アメリカでトランプ氏が再び大統領に選ばれ、日...
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エマニュエル・トッドと江藤淳|Yonaha Jun
共同通信に依頼されて、昨年11月刊のエマニュエル・トッド『西洋の敗北』を書評しました。1月8日に配信されたので、そろそろ提携する各紙に載り始めるのではと思います。
米国と欧州は自滅した。 日本が強いられる...『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』エマニュエル・トッド 大野舞 | 単行本 - 文藝春秋 ...
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