イエローストーン国立公園は巨大なマグマだまりの上にあるため、熱水を噴き上げる間欠泉や熱水泉があることは既に述べました。
綺麗な色はこの熱水がポイントです。
イエローストーン国立公園の熱水泉には、極限環境微生物の一種、好熱菌や超好熱菌が住んでいるのです。
これらの菌は高温が大好きで、温泉や熱水域などに棲息しており、その温度によって棲息する菌が異なります。菌ごとにコロニーの色が変わるため、イエローストーンの熱水泉はカラフルで綺麗な色に見えるというわけです。
イエローストーン国立公園のシンボルのひとつともいえるグランド・プリズマティック・スプリングでは、光をプリズムで分解したかのように様々な色が見られます。

温度が高い方から順に 青→緑→黄→オレンジ→赤→茶で、青は70℃以上でほぼ無菌。70℃ぐらいまでが緑、60℃ぐらいまでが黄色、45℃ぐらいからがオレンジ、45℃ぐらいまでが赤、45℃ぐらいまでが茶色です。
熱水泉は色をみれば、だいたいの温度がわかりそうですね。しかし、こんな熱い温度の中でも生きていられるなんて不思議です。
イエローストーン国立公園の地下にあるマグマだまりにはマグマが供給され続けています。ホットスポットがあるからです。
ホットスポット自体は動きませんが、イエローストーン国立公園は北アメリカプレートに乗って南西方向に1年間に約4センチメートル移動しています。イエローストーン国立公園がホットスポットから離れれば、元あった間欠泉も熱水泉もなくなるということになります。
ハワイがプレートの動きに乗って、いずれ太平洋に沈むのと似ていますね。

イエローストーン国立公園はその絶景で人気の国立公園ですが、熱水泉による事故も多く、これまで20人以上が主に重度の火傷で亡くなっています。これには危険がわからず遊歩道から飛び出してしまった幼児も含まれます。