失われた言語が蘇る

 このような流れは、さまざまな文明や言語の研究にも広がりつつある。AIはすでに、破損したギリシャ語の碑文を復元し、古代アッカド語の粘土板を翻訳し、さらには未解読の文書の出自や年代を推定することにも活用されている。

 オックスフォード大学の「Ithaca」モデルは、古代アテネの法令文書の年代測定に成功し、長年の歴史的議論を決着させる一助となった。従来の研究では、これらの法令が紀元前446~445年のものとされていたが、一部の歴史家はもっと後の時代、紀元前420年ごろのものではないかと主張していた。AIによる分析の結果、Ithacaは紀元前421年という新たな年代を提示し、歴史的解釈を大きく変える可能性を示した。

 また、韓国の研究者たちは、AIを用いて漢字で記録された500年間分の膨大な王朝文書を解析している。この技術により、過去の政治、経済、外交のパターンが明らかになりつつある。

AIが解読する古代文字!長年の謎が次々と明らかに
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)