粘土板からコードへ――楔形文字の難しさとは?
楔形文字は、現代のアルファベットのように限られた文字数で構成されるものではない。1000種類以上の記号が存在し、地域や時代ごとに形が変化するため、解読は困難を極める。例えば、同じ単語であっても、数世紀の間に形が大きく変わることがあり、専門家でも識別が難しい。
「同じ文字でも時代ごとに見た目が異なるため、自動で正しく判別するのは非常に難しい」と、コーネル大学のコンピューター科学者ハダール・アヴェルブフ=エロール氏は語る。
この課題を解決するため、研究者たちは「拡散モデル」と呼ばれるAI技術を活用した。この技術は、入力された文字画像を既存のデータと照合し、最も適切な形に修正するというものだ。これにより、従来の方法よりもはるかに速く、正確に楔形文字を再現・解読できるようになった。

(画像=画像は「ZME Science」より,『TOCANA』より 引用)