マスク氏はテスラを立ち上げた際、工場に泊まり込み、友人との楽しい時間を過ごすこともできない中で世の中の期待を良い意味で裏切りました。その点ではマスク氏のメンタルは異様に強いのです。その親分のトランプ氏も不動産事業者としてもディール巧者だったとされます。2人に共通するのは「効率」よく「稼ぐ」です。ある意味、アメリカの政府職員は不幸であったと思います。労働環境の激変がこんな形で現れたのですから。もちろん個々の職員がサボっていたわけではないでしょう。ただ、組織として目を見張る成果がなかった、それに尽きるとすればマスク氏は鬼ですが、アメリカを覚醒させる可能性もあるのかもしれません。
政治がつまらなくなったもう一つの理由
最近政治がらみの報道を見ていて気がついたことがあります。「あれぇ、男ばっかりだ」と。石破政権の閣僚会議の前に閣僚が一堂に座るあの椅子。首相を真ん中に左が総務大臣、右が防衛大臣。センターを含め、肥満気味のおっさん3人か、と思うと日本の政治にジェンダー問題に興味がなくても「いけてない」と思わざるを得ないです。予算をめぐる攻防、ここに出てくるのも与野党含め男ばかり。

第2次石破内閣 首相官邸HPより
女性議員は確かに多くいるのですが、なぜか冴えない、これもまた言えることです。先日の衆議院予算委員会で質問に立った立憲の岡本あき子議員。高額医療費に関する質問のしゃべりかたがヘタ過ぎて何語をしゃべっているのかほぼ意味不明なのですが、事前に配布されている質問票があるおかげで厚労省官僚の答弁はスッキリくっきり。それを報じたテレビは質問の意味を再度わかりやすく解説する始末でした。確かあれはテレ朝だったと思うので立憲に優しい放送局ということにしておきます。
政治家を一旦休止中の蓮舫氏にしろ、一生懸命声を出しているけれど今一つ声が届かない高市氏にしろ、期待された人は裏方に回っています。閣僚でも重要ポストではないところに就いた三原じゅん子氏と阿部俊子氏は一般庶民には声も顔もリーチしていません。政治がつまらない=華がないというのは言い過ぎかもしれませんが、他の国の政権は女性が相当前面に出てきています。トランプ政権の大統領報道官は27歳のお姉さまです。日本の官房長官なんて女性向きだと思うのですがね。日本はジャンプできないのですよね。