「戦争の記憶が薄れる」というのは、目の前で他の戦争を見ているにもかかわらず、こうした過去が頭に浮かばず、メディアでも説かれなくなる事態を指す。自分で言うのはなんだけど、ちゃんとこういうnoteをぱっと書ける著者だけが、歴史の「専門家」と呼ばれるに値する(笑)。
もちろん、「歴史なき専門家」で別にいいとする立場もあり得る。では教えてほしい。歴史に無知なセンモンカの語る「プーチンを池乃めだかのようにボコろう!」といった抗戦ポルノは、眼前の戦争を終わらせる上でなんの役に立ったのか?

東野篤子氏と「ウクライナ応援ブーム」は何に敗れ去るのか|Yonaha Jun
東野篤子氏とその周囲によるネットリンチの被害者だった羽藤由美氏が、経緯を克明にブログで公表された。1回目から通読してほしいが、東野氏の出た番組に批判的な感想を呟いただけで、同氏に煽られた無数の面々から事実をねじ曲げて誹謗される様子(3回目)は、私自身も同じ動画を批判したことがあるだけに、血の凍る思いがする。
東...
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審判が下る日もまた、延ばされたゼレンスキーの選挙のように、刻々と迫りつつあると言えよう。
追記(2月24日 6:00) 本記事の公開を準備している最中に、ゼレンスキー大統領が「辞任の用意」を表明した。辞めることだけが交渉のカードになる大統領を、独裁者と呼ぶのかは、もはや趣味の問題である。
(ヘッダーの風刺画は、こちらのサイトより)
編集部より:この記事は與那覇潤氏のnote 2025年2月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は與那覇潤氏のnoteをご覧ください。