気分転換を兼ねて、フィリピンに行ったとき、ホテルのベランダで風に吹かれながら、自由になれる場所に行こうと思いました。

そこで、自由になれる場所を探し始め、フィリピンだけでなく、タイやマレーシアにも行きました。

そんな中、2022年7月、ドバイに1週間来たのですが、東南アジアとは違うクリーンさを感じたし、会った日本人が皆明るかったし、自分自身も居心地が良かったです。

何度か、足を運びながら、2024年6月、家も決めずにスーツケース1つでドバイに移住しました。

プールサイドでくつろぎながら仕事のリサーチをする佐々木麻理子行政書士

ドバイで行政書士の生活が成り立つのか?

――行政書士の資格を持って、ドバイでどのように仕事をしているんですか?

佐々木:日本に住んでいた頃から扱っていた主な業務は補助金申請業務ですが、ほぼ全てリモートでできます。

たしかに、日本国内の業務はゼロになりませんが、日本国内で作業してくれるアシスタントがいるので問題ありません。もともと、日本に住んでいた頃でも、外出するのは飲みに行くときくらいでしたし(笑)

――ドバイの生活コストは高くないでしょうか?

佐々木:スーパーマーケットで買うときの物価は、東京の1.2~2倍くらいでしょう。

外食は、ローカルな店で食べれば1人あたり1,000円くらいで食べられますが、海沿いのマリーナにある店などで食べたら、東京よりずっと高いですね。

いかにもドバイ、金箔つきの肉料理

家賃は、地域によって変わってきますけど、全般的に高いです。東京の表参道に住んでいるイメージでしょうか。1人暮らしならば、家賃20万円~50万円くらいからです。

ちなみに、まもなく、世界一高いブルジュハリファに引越を考えています。ブルジュハリファに住んでいる行政書士は、私以外に誰もいないはずです(インタビューの約1か月後、佐々木行政書士は、本当に、ブルジュハリファに引越したそうです!)。

ブルジュハリファ住民専用ラウンジからの夜景