4.CIA説

 1961年、ケネディ政権はアメリカにとっての懸案であったフィデル・カストロ政権を打倒するため、CIAが支援した亡命キューバ人部隊による武装作戦を実行した。しかし、この作戦(ピッグス湾事件)はキューバ政府軍に鎮圧され失敗に終わった。

 軍事作戦の失敗により、CIAとケネディは困難な状況に立たされ、陰謀論者たちは事件後も両者の緊張が高まり続けたと考えている。そこでCIAがJFK暗殺を計画し実行したとする説が浮上することになったというのだ。

 当時の司法長官でケネディ大統領の実弟のロバート・F・ケネディは事件直後にジョン・マコーンCIA長官を自宅に呼び出して、「CIAが殺したのか」と詰問したともいわれている。