トランプ大統領が就任前から公開を約束しているJFK暗殺関連の機密文書だが、先日にはFBIの捜索で約2400件もの未公開の関連文書があることが報告されている。公開が待ち遠しい文書の数々だが、その暁にはオズワルド単独犯行説が覆されることになるのだろうか。この機会に単独犯行説以外の有力な5つの仮説を検証してみたい。

1.狙撃手2人説

 トランプ大統領の連邦機密解除ユニットのリーダーに任命された米下院議員(共和党)のアンナ・ポーリーナ・ルナ氏は「射殺犯は2人いたと思う」と述べている。

“狙撃手2人説”は実は何年も前から存在しており、オズワルドは罠にはめられて片棒を担がされたか、あるいははじめから2人の狙撃手による計画的犯行であったと信じる者もいる。この憶測はオズワルトがいた場所とは別の場所から銃弾が飛んでくる銃声を聞いたという証言によって煽られた。

 この説は3発目の弾丸の謎によってさらに裏付けられた。3発目の弾丸はオズワルドのいた場所から発射された可能性が極めて低い軌道をたどっており、弾丸は大統領の背後から命中し、喉から体外に飛び出して、同じく車に乗っていたテキサス州知事ジョン・コナリー・ジュニアに当たっている。

機密解除迫る“JFK暗殺”の真相とは… 単独犯行説を揺るがす5つの陰謀説
(画像=リー・ハーヴェイ・オズワルド 画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)