「ROUTE PAY」が日本の未来が抱える課題を解決する

——すでにリリースされているRC-Authの技術を利用したサービスに「ROUTE PAY」がありますが、これはどのようなサービスなのでしょうか?

 RC-Authを利用することにより、ID/パスワードを使用せずに決済が可能なサービスです。

 これまでも、自分自身でID/パスワードを入力しなくても、顔認証やスマホの暗証番号を入れることで決済を行うものはありましたが、あれはデバイスなどに保存してあるID/パスワードを呼び出すために顔認証などをしているだけで、実際にはID/パスワードを使用しています。

 ROUTE PAYでの決済はID/パスワードが一切不要です。

——ROUTE PAYは、社会課題にどのようにアプローチできると考えていますか?

 ID/パスワードは個人情報やカード情報すべてと紐づいているのですが、ROUTE PAYの場合はID/パスワードを使用しないため、決済のタイミングで個人情報やカード情報が漏洩することは、理論上ありません。必然的に、クレジットカードの不正利用の減少などに寄与できると考えています。

 また、決済のフローの簡略化にもアプローチが可能です。

 現状、不正利用防止のために、3Dセキュアが多く導入されていますが、それでも不正利用が減らない場合はより複雑な決済フローが間に入る可能性があります。

 ID/パスワード不要で安全に決済できる「ROUTE PAY」は、決済フローの複雑さを解決できるサービスであるとも感じています。

決済をよりシンプルに安全に。「ROUTE PAY」で“複合的”に社会課題を解決
(画像=『Business Journal』より 引用)