キャッシュレス決済が浸透して生活の利便性が増す一方、頻繁なパスワード変更や複雑化によって、パスワード管理に苦労しているという人は多いはず。
セキュリティの強化がなされているように見えるにもかかわらず、不正利用やフィッシング詐欺の手口は巧妙化し、不正利用被害額は年々増えています。
今回は、ID/パスワード不要での決済を可能にしたサービス「ROUTE PAY」を開発したPAY ROUTE社の代表取締役 田川 涼氏に、現在のキャッシュレス決済が抱える課題や、課題に対するPAY ROUTE社のアプローチ、今後の展望についてお聞きしました。
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PAY ROUTE社が「複合FinTech」を掲げる理由
——“複合FinTech”というコンセプトを掲げるPAY ROUTE社のパーパスを教えてください。
我々が事業とするキャッシュレスにITテクノロジーを組み合わせることで、より使いやすく安全なプロダクトを皆さんに提供していきたい。これを一つのパーパスとして、皆さんがキャッシュレスをより安心して利用できる環境をつくっていければと考えています。
——あえてFinTechではなく“複合FinTech”としている理由はなんでしょうか?
FinTechは、金融サービスと情報技術を組み合わせたサービスなどに使われる用語です。
我々はその2つの要素に加え、サービスによって管理ツールやセキュリティ強化などの要素を加えて提供することで、さまざまな社会課題を解決していこう、という考えから「複合」というフレーズを使っています。
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(画像=『Business Journal』より 引用)