そのため、「賢者になる時間」は生物にとって必要不可欠な休息と調整の時間なのです。

一般的な男性にとって、今回の男性のようなの能力を完全に再現するのは難しいでしょう。

しかし、それは当たり前のことであり、生物学的にはむしろ幸運だと考えるべきかもしれません。

いずれにせよ性科学の研究はまだまだ発展途上です。今回の研究は「性的な常識」が個人差によって大きく異なることを改めて示した興味深いケースと言えるでしょう。

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元論文

Male Multiple Ejaculatory Orgasms: A Case Study
https://doi.org/10.1080/01614576.1998.11074222

ライター

相川 葵: 工学出身のライター。歴史やSF作品と絡めた科学の話が好き。イメージしやすい科学の解説をしていくことを目指す。

編集者

ナゾロジー 編集部