4. 火が怖い消防士
消防士である以上、火に立ち向かうことは職務の一部である。しかし、米テキサス州ヒューストンの消防士シェイン・プロラー氏は、極度の火恐怖症により業務を遂行できなかった。
ヒューストン消防局は彼を訓練アカデミーへ異動させ、職を維持させたが、プロラー氏は「自分の適職は消火活動にある」と主張し、アメリカ障害者法(ADA)に基づき差別を訴えて訴訟を起こした。
一審では36万2000ドルの賠償金を得たが、控訴審を経てテキサス州最高裁が「彼は単に消火活動に適していないだけであり、障害とは言えない」と判断し、最終的に訴えは棄却された。
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(画像=Image by kalhh from Pixabay,『TOCANA』より 引用)