法廷は正義を求める場であり、不当な扱いを受けたときには、公正な判断を下す唯一の手段となることもある。しかし、中には思わず苦笑してしまうような訴訟も存在するようだ。
今回は、これまでに提起された“ばかげた訴訟”のうち特に珍妙な6つのケースを紹介しよう。
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1. 映画デートの損害賠償請求
2017年、米テキサス州のブランドン・ヴェズマー氏は、彼女のクリスタル・クルーズ氏とともに映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2)』を鑑賞していた。しかし、クルーズ氏が映画の途中でスマートフォンを使い続けたため、ヴェズマー氏は彼女に「外でやってほしい」と要求。すると彼女は劇場を出たまま戻ってこなかった。
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(画像=イメージ画像 Created with DALL·E,『TOCANA』より 引用)
ヴェズマー氏はその後、映画のチケット代17.31ドルを返済するようクルーズ氏を訴えた。しかし、裁判費用がチケット代を大幅に上回ることは明白だった。結局、クルーズ氏が17ドルを手渡したことで訴訟は取り下げられた。もちろん、2人に二度目のデートはなかった。