「春夏秋冬」の四季ではなく、夏と冬しかない“二季”に例えられるほど、昨今の日本の気候は変化しつつある。

そんな中Jリーグは、夏場の酷暑下での試合を強いて選手や観客を熱中症の危険に晒すか、冬場に試合を行い雪国クラブやサポーターに金銭的負担や移動の際に生じる危険を強いるのか、究極の二択を迫られ、後者を選択した。

とりあえず、決まってしまったものは仕方ない。各地の雪害のニュースに触れ、秋春制移行を断行した野々村チェアマン以下Jリーグ上層部は、来冬が記録的な暖冬になることを祈っているのではないだろうか。仮に今冬のような豪雪となれば、秋春制が抱える数多くの問題点が可視化され、批判に晒された上で「やはり春秋制に戻そう」という声が上がることは必至だからだ。