お前は紙の新聞を読んでいるわけじゃないだろう、という意見があるでしょう。もちろんデジタルです。それを記憶にとどめるために私はこうやってブログを通じてアウトプットしているのです。金融の話にしろ、外交の話にしろ、一つの記事ではなく、相当過去分から最新の記事にに至るまでを頭にある程度記憶させ、それをアウトプットする際に記憶の再配置、つまり整理をしたうえで記憶を呼び出しやすくするのです。これがデジタルインプットに対する自己防御なのです。入ってきたものをそのまま読み流すと右から左に抜けるだけ。またどうしても読み方が浅くなり、字が滑る状態になります。ブログに頂くコメントには「はて、きちんと読んでいただいているのか?」と思う時もあります。つまり紙とデジタル、私はどちらでもよいですが、対処方法を変える、これが一つのキーではないかと考えています。
後記 東京で大学時代の同じクラブの同期仲良しメンバー4人で十数年ぶりに会食。2人は誰でも知る一流企業で既に退職金をもらい、延長戦に入っています。私ともう一人は自営。つまり退職金もないし、彼らが自慢げにいう企業年金の恩恵もありません。自営の私たちは野武士のようなもの。企業年金を貰える彼らから「住宅ローンもないし、もうこの先、面倒な心配事もない」と悠々自適の感で人生楽しみましょうと聞こえます。こればかりは人生の岐路においてそれぞれが選んだ道なので悔いはなし。ただ、4人で笑ったのは「次にこの会を催す時、果たして4人集まれるかねぇ?」。既に2-3年先輩にはお亡くなりになった人がパラパラいます。最後は長生きしてなんぼだなぁ、というところに落ち着きました。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年2月15日の記事より転載させていただきました。